陸上自衛隊 平成29年度富士総合火力演習(教育演習)見学記録

 第2ページでは、前段演習の前半部分を紹介します。
 前段演習は、陸上自衛隊の主要装備などが紹介されます。
 Cスタンド席から右側を見た様子です。
 会場は混雑してきました。
 正面の様子です。
 前面シート席は満席です。
 左斜め前方の様子です。
 教育演習は自衛官が多く見学するので、一般入場者が少なく、混雑が少ないように感じます。
 会場左側には、各種火砲が待機しています。  富士教導団長の入場です。
 防衛副大臣の入場です。
 当日は防衛大臣が出席しました。
 会場の目標地域を説明するため、二段山と三段山に発煙弾が発射されました。
目標地域説明図ですが、分かり易いように図示した写真でも説明します。
「二段山」と「三段山」は、特科火砲などの目標地域で、距離は約3,000mです。
「2の台」から「6の台」は、戦車砲などの目標地域で、距離は約1,000~1,800m
「オレンジの台」や「紫の台」は、戦車砲及び機関砲の目標地域で、距離は約800m
「青の台」や「黒の台」などは、機関銃などの目標地域で、距離は約600~800mです。
 初めは、遠距離火力である特科火力の紹介です。
 155mm榴弾砲が登場しました。
 203mm自走榴弾砲です。
 87式砲側弾薬車です。
 203mm自走榴弾砲の弾薬と操作要員を輸送します。
 時間を置いて、99式自走155mm榴弾砲が登場しました。
 それぞれの火砲は、射撃準備に要する時間が異なります。
 射撃準備が同時に完了するように、時間差を付けて登場しました。
 99式自走155mm榴弾砲は、射撃準備までの時間が短く、停止から直ぐに射撃が可能です。
 見られる機会が少ない203mm自走榴弾砲の射撃準備の様子を見ることにしました。
 陸上自衛隊が保有する最大口径の火砲です。
 2人掛かりで砲弾を下ろしています。
 砲弾の重量は、約90kgもあります。
 間もなく射撃準備が完了します。
射撃準備が完了しました。
 99式自走155mm榴弾砲の効力射撃です。  着弾する様子です。
 203mm自走榴弾砲の射撃です。  射出された砲弾が写っています。
 この写真は、陸上自衛隊のホームページから転載しました。
 続いて、155mm榴弾砲の射撃が行われましたが、撮影できなかったので省きます。
22門の全火砲を使用した同時弾着射撃です。
会場から遠く離れた場所では、18門の155mm榴弾砲が射撃をしています。
99式自走155mm榴弾砲は、短時間で会場左側から右側に陣地変換して、射撃を行いました。
 155mm榴弾砲は、96式装輪装甲車の後方に展開していたため、撮影できませんでした。
 この写真は、陸上自衛隊のホームページから転載しました。
 同時弾着射撃は、狭い範囲に着弾しています。
 曳火射撃です。
 広範囲に同時に弾着しています。
 着弾範囲が予想できなかったので、全て砲弾が弾着した瞬間は撮影できませんでした。
 異なる火砲、異なる射距離で同時に弾着させるためのは、高い射撃技術が必要とされます。
 最後は、曳火射撃で富士山の形を描きます。  火砲の種類が異なり、着弾までの時間が異なるので、射撃には少し時間差があります。
 全ての火砲・弾薬の操作に、100分の1秒単位の高い精度が要求される非常に難易度の高い射撃ということです。  富士山の形に着弾しています。
 この写真は、陸上自衛隊のホームページから転載しました。
 陣地変換します。
 99式自走155mm榴弾砲は、射撃終了から撤収までの時間が早いです。
 99式自走155mm榴弾砲です。
 203mm自走榴弾砲です。  155mm榴弾砲は自走して撤収しました。
 次は、中距離火力である迫撃砲、対戦車誘導弾の紹介です。
 輸送ヘリコプター CH-47が登場しました。
 CH-47は、120mm迫撃砲RTを空輸しています。
 機内には、高機動車(重迫牽引車)と120mm迫撃砲が収容されています。  CH-47が着陸できない地形の場合は、重迫牽引車と120mm迫撃砲を同時に機外懸吊して、輸送することもできます。
 120mm迫撃砲が射撃位置に移動します。  CH-47は、機体を大きく傾けて会場から離脱しました。
 81mm迫撃砲L16と120mm迫撃砲RTが登場しました。  空輸された120mm迫撃砲が射撃準備を行います。
 81mm迫撃砲が射撃準備を行います。  120mm迫撃砲の様子です。
 射撃準備を完了した81mm迫撃砲です。  射撃準備を完了した120mm迫撃砲です。
 81mm迫撃砲の射撃です。  120mm迫撃砲の射撃です。
 砲炎の中には、砲弾が写っています。
 この写真は、陸上自衛隊のホームページから転載しました。
 左側に81mm迫撃砲、右側に120mm迫撃砲が着弾しています。  120mm迫撃砲が撤収する様子です。
 対戦車誘導弾の紹介です。  中距離多目的誘導弾発射装置です。
 96式多目的誘導弾システムの地上誘導装置(GGU)です。  96式多目的誘導弾システムの発射装置(LAU)です。
 先頭の1/2tトラックに積載された87式対戦車誘導弾が、射撃準備を完了しました。  射撃準備を完了した中距離多目的誘導弾発射装置です。
 96式多目的誘導弾システムの発射装置です。  87式対戦車誘導弾の命中した瞬間です。
 2枚設置されていた標的の1枚が爆発しました。
 射撃位置は会場右端なので、見えませんでした。
 中距離多目的誘導弾を発射しました。
 3発連続で発射し、別々の目標に命中させました。
 96式多目的誘導弾システムは見えませんでした。
 右上に辛うじて誘導弾が写っています。
 遠くの目標に着弾しました。  近接戦闘火力の紹介です。
 赤色と白色の風船は、指向性散弾の標的です。
 指向性散弾が爆発して、風船が粉々に破裂しました。  指向性散弾は大きな煙を上げて爆発しました。
 普通科部隊が装備する各種火器の紹介です。
 最初は対人狙撃銃です。
 1箇所に2名の狙撃手が配置されているようです。
 車両の乗員が標的で、目標までの距離は約800mです。  命中し、標的が破壊されました。
 次のページでは、前段演習の後半部分を紹介します。