航空自衛隊 岐阜基地航空祭2018見学記録

 第5ページでは、第5格納庫で行われた航空機武装展示の様子を紹介します。  F-4EJが展示されていました。
 左翼に装備された93式空対艦誘導弾(ASM-2)です。  右翼に装備された99式空対空誘導弾(AAM-3)とGBU-38B/B(MK-82 JDAM)です。
 F-4EJの垂直尾翼です。 飛行開発実験団の部隊マークが表示されています。 F-4EJとF-4EJ改の違いは、垂直尾翼後部の形状の違いで、判別し易いと思います。  600galドロップタンク型カメラポッドです。 岐阜基地航空祭では、航空装備品に対する試験器材が展示されます。
 左後方に向けて、高速度デジタルビデオカメラが装備されています。  600ガロン増槽タンクを改造した装備で、投下投棄試験等において、搭載物の分離状況を撮影します。
 歪ゲージです。 操縦桿にかかる力などを測定するセンサです。 飛行機にかかる力を知るために必要な情報を教えてくれます。  ヘッドアップディスプレイと20mm機関砲を表現していると思いますが、体験しなかったので詳しいことは分かりません。
 加速センサなどの測定機器が展示されていましたが、省略します。  AAM-3型カメラポッドです。
 先端に搭載された高速度カメラです。 末端にもカメラが搭載されています。  翼下外装品の投下・投棄試験時の射出状況を撮影します。
 不発弾処理の器材が展示されていました。 航空自衛隊も航空機搭載弾薬などの不発弾処理を行います。  ロケットレンチ法です。 薬筒を使用して、ロケットレンチを回転させ、信管を取り外す方法です。
 ディアーマ法です。 薬筒を使用し、スラグを発射させて、不発弾の信管部をせん断又は信管の作動機構を破壊する方法です。  指向性炸薬です。 C-4を線状型指向性容器、円筒型指向性容器に詰めて使用し、弾体の切断、切開、輪切り、爆砕、信管の吹き飛ばしを行います。
 航空自衛隊不発弾処理き章です。  防弾衣2型です。
 機上電子整備展示フロアを紹介します。 駐機場や格納庫で直接飛行機を整備する列線整備と、飛行機から取り外した器材を職場に持ち帰って整備する支援整備があります。  列線整備エリアの展示品です。
 支援整備エリアの展示品です。  F-4に搭載されているM61A1 20mm機関砲です。
 スマート・ボム・ラック(BRU-57A)です。 F-2の翼下武装パイロンに装着されます。 パイロン1ヶ所に2発の爆弾を搭載できます。  99式空対空誘導弾(AAM-4)です。
 XSAM-3用CFTポッドです。 ダミー弾頭に装着した誘導制御装置(GCF)と組み合わせ、航空機に搭載した状態で飛行することで、発射せずに、機能・性能確認試験を実施することができます。  XASM-3です。
 XASM-3に表示されたマーキングです。 誘導武器開発実験隊は、60周年を迎えました。 その下は、試験実施日などを示すものと思われます。  04式空対空誘導弾(改)AAM-5(改)です。 次のページに続きます。